ハク　デート

仕事のストレスを発散させるため、会社の仲の良い子たちが私をクラブに誘ってくれた。

賑やかな雰囲気と騒がしい音楽にも慣れなかったけど、なにより何派には本当に困った。かわしてホッとしていると、ハクの姿が目に入る。ずっと一匹狼だと思っていた彼が友達と一緒にいるなんて！

こっそり帰ろうとしたところ、さっき私をナンパしてきた人たちに出くわしてしまった。彼らは私の行く手を遮り、じりじりと追い詰めてくる。しかし、間一髪ハクが助けに来てくれた。

ハクは私をボクシングジムに連れてきた。彼のボクシングの腕前はプロ級。彼の指導のもと、私は始めてボクシンググローブを身につける。動くサンドバッグが私にぶつかりそうになったその時、ハクが身をていして守ってくれた。

昨日のバーでの出来事は今思い返しても恐ろしい。ハクにLIMEで感謝している事を伝えると、週末にホームセンターへ行こうと誘われた。

間もなく訪れる週末の事を考えると、急に緊張してきた。もちろん楽しみな気持ちもある･･････複雑な思いを抱えつつ、私は週末を迎える。

新番組の収録のため、私は警察署に来て丸一日取材をしていた。

まさかハクのこんなシーンに遭遇するなんて。スタイルがよくてきれいな女性警官が、しきりにハクの気を引こうとしていて、気まずさとがっかりした感情を覚えた。ハクのために買ったパンは隠し、午前中は彼に近づかないようにしよう。

ハクは部隊を率いて突入していった。私はカメラを持ち、強盗が占拠しているビルにこっそり潜入する。女性警官の発砲を皮切りに銃撃戦となり、銃声が響き渡る。ハクの撃った弾が、私を狙っていた犯人を貫いた。

銃撃戦は終わった。私が声を出して自分の居場所を犯人に教えるような行動をとってしまったことに、ハクはとても怒っていた。彼は私が昼間に渡しそびれたパンを見ていて、助けたお礼に寄越せと言ってくる。パンは潰れてペチャンコになっていたけど、ハクは気にせず口を大きく開けて食べた。

ハクに新番組の初回ゲストを担当してもらうことになった。そして私は、スタジオでまた匿名の奇妙な手紙を受け取る。

手紙の内容について最初は気にしていなかったけど、写真の裏側に「そんなあなたが素敵です」と書いてあることに驚いた･･････この事をハクに言おうとしたけど、ただのイタズラかもしれないと思ってそのまま放置。カメラを前にしたハクからは、普段とは違う一面が見られた。

ハクはスタジオで痴漢撃退術を教えていた。その撮影中、私は全身黒ずくめの男からの視線を感じていた。収録が終わった後も、誰かの視線がつきまとう。きっと匿名の手紙の差出人に違いない。その人影に怖くなり逃げ出したところ、間一髪のところでハクが私の前に現れ、あっという間に男を取り押さえてくれた。

しかし、私をつけていたのは痴漢ではなく、私の熱狂的なファンだった。ハクは私のそばで話を聞いて、同様を落ち着かせてくれた。どんな形であろうと、ハクがいつも私のそばにいてくれることにとても感謝している。

国際シンポジウムに参加することになった私。空港に到着すると、何かトラブルが発生していることに気付いた。

外では雷が鳴り響き、飛行機は運転を見合わせている。焦りながら待っていると、そこにハクが現れた。彼の温かな手が私の心を落ち着かせてくれる。

その夜、ハクは私の最近の様子を心配して電話をくれた。彼の心遣いを感じながら私はぐっすりと眠ることができた。

私は体調を崩していたけれど、心配で収録の立会にやって来た。撮影現場のロマンティックなセットを見て、ハクと一緒だった機能の光景を思い出す。

昨日、仕事終わりにハクが迎えに来てくれた。街に優しく爽やかな歌声が響く中、ハクは私の腰に腕を回して強く抱き寄せた。彼の吐息が聞こえそうなほど近づいた瞬間、私は大きなクシャミをしてしまった･･････彼は私を家まで送り届け、明日は誰かに代わってもらって休むようにと言った。

ハクへの連絡をすっかり忘れていた。携帯電話には数十件もの着信履歴が、急いでかけ直すも繋がらなくて、焦っているとハクが現場に現れた。スタッフたちに見られる中、彼は有無を言わさず私を抱えて撮影現場から連れ出す。恥ずかしかったけど、実は小さな幸せも感じていた。

ハクは私を抱えて自宅まで戻ると、借りがあることを覚えているかと私に尋ねてきた。ゆっくりと頭を下げ顔を近づけてくる彼。私は昨日のクシャミでふいにしてしまったキスを思い出し、緊張しつつ目を閉じた。しばらくして再び目を開けると、ハクが私に毛布をかけてくれていた。表面的な冷たさとは裏腹に、ハクの内側にある温もりを感じた。

番組の収録が終わり、私はハクと約束したディナーの店へと急いで向かっていた。ハクは電話で気をつけて来るようにと言う。

フレンチレストランの個室には、普段のラフな格好ではなくスーツを着たハクが座っていた。私がからかうと、彼は注文で話題を逸らした。もしかしてちょっと気恥ずかしいのかな？でも、スーツを着たハクも本当にカッコいい。

食後に二人で公園を散歩していると、急にハクの表情が険しくなった。誰かに後をつけられている。私は先に逃げろと言われたけど、どうしてもハクが心配だった。彼が後をつけてきた連中と対峙し時間を稼いでくれている間に、私は懸命に走って逃げた。心の中は心配と自責の念でいっぱいだった。

警察官を連れハクの元へと戻り、血だらけの彼の顔を見て思わず泣き出してしまった。彼の家まで一緒に行き、傷の手当をする。ハクの傷つき疲れた姿を見て心が痛んだ。彼は私を抱き締め「独りだった時は恐怖なんて感じなかったけど、今は･･････怖い」と言う。この言葉は私の心に深く刻み込まれた。

私とハクは高校時代の恩師に会いに学校へ向かった。何年ぶりかに会うクラス担任の宮先生は、相変わらずの風格だ。

しょっちゅう授業をサボっていたハクが、宮先生とあんなに仲がいいなんて。ハクは宮先生に警察官だということは打ち明けたものの、Evol特殊部隊ということまでは言わなかった。きっと心配させたくなかったんだろうな……

宮先生と別れた後、私たちは校内をぶらぶら歩いた。校舎脇で大柄な生徒が別の生徒をイジメているのを発見し、ハクは止めに入る。その光景は、かつて学校の路地裏でハクが生徒を恐喝した事件を彷彿とさせた。けれど、あの時の真相は噂と全く違っていた。誤解が解け、ハクに対する理解はますます深まっていく。

今回のハロウィンパーティのために、私はわざわざ自分とハクの衣装を用意した。それなのに、ハクは気に入らないと言って着ないなんて！

数日前から連絡が途絶えていたハクから、夜遅くに電話がかかってきた。彼は私の住むマンションの下に来ていた。

ハクは私をどこかへ連れて行こうとした。返事をする間もなく私にヘルメットを渡し、バイクの後ろに座らせる。彼は一体何をするつもりなのか、私には全く予想がつかなかった。

長らく会っていなかった、遠方に住むおばとレストランで会う約束をした。私を待っていたのは久しぶりの再会のランチだけでなく、大きな陰謀もあるなんて知る由もなく･･････

和子おばさんはランチではなくお見合いの手配をしていた。私はおばとのランチのためにハクとの約束を断ったのに･･････！ドタキャンしてしまったハクの顔が何度も頭に浮かんだ。

お見合い相手の男性と気まずい場面に、まさかハクとカンヤが現れるなんて！火に油を注ぐカンヤ･･････冷や汗の出るようなランチは最低最悪の食事会だった。

ハクの表情がだんだんと険しくなっていることに気付いた。しばらくして彼は私の前から姿を消したので慌てて探すと、突如伸びてくる彼の腕。彼は私を抱き締めて･･････

ハクの誕生日当日、私は早い時間に彼の家に向かったが、残念なことに彼は留守だった。途方に暮れていると、驚いた顔をした彼があらわれ……！

ハクの家のキッチンには油や塩すらもなく、そこで私たちは一緒にスーパーに買い物に出かけることになった。買い物を終えスーパーから出ようとすると、彼はキッズコーナーで私を引き留め、少しだけわがままな頼み事をする。

誕生日のご馳走を作る過程は波乱に満ちていたけど、何とか完成した最初の料理はハクの胃を虜にできたみたい。彼が満足そうに試食している姿を見て、これから毎年彼の誕生日を独占したいと思わずにはいられなかった。

星占いとハクの好みを参考に、刺激的な海上スポーツの数々を旅程に組み込んでいた。一つ目はシュノーケリング。しかし、思惑に反して先に根を上げたのは私の方だった。

新しい年になり、最初の幸運がやってきた。恋花市公安局特殊警察の実戦技能演習の取材申請がついに通ったのだ。そして、訓練場を目の当たりにして、私は興奮していた。

まさか訓練場にハクが来ているなんて。「警察隊のスター」とも呼ばれる彼は10発連射し、全弾を中心に命中させた。本当にすごい。ハクは私の姿を見て嬉しそうにしてくれたけれど、忙しいようですぐに集団の中へと姿を消してしまった。彼がいると思うだけで、私はこの上なく安心できた。

ハクが休憩中に、射撃を教えてくれた。私の体と彼の体が触れ合う瞬間、頭の中が空っぽになり、心がざわついた。けれど、彼が真摯に教えてくれる姿を見て、私は再び冷静を取り戻す。そして、的の7点枠に見事命中！他の人に教える時にもこんなに親密になるのか気になったが、私の指導はプライベートだとハクが言ってくれて、とても嬉しくなった。

私は荒城の近くで一人暮らしをしていた。ある日、ハクという名のエクソシストが訪ねてきて、彼の同僚の失踪事件を一緒に調べることになった。

満月の夜になると、悪魔が荒城に出現するという噂がある。今夜、私はハクと一緒に荒城へ行き、真実を確かめることになった。

その夜、彼の同僚が荒城で姿を現した。私たちは彼を追跡するも、何者かに塔の中に閉じ込められてしまう。