デート・願い

ハクの誕生日当日、私は早い時間に彼の家に向かったが、残念なことに彼は留守だった。途方に暮れていると、驚いた顔をした彼があらわれ……！

ハクの家のキッチンには油や塩すらもなく、そこで私たちは一緒にスーパーに買い物に出かけることになった。買い物を終えスーパーから出ようとすると、彼はキッズコーナーで私を引き留め、少しだけわがままな頼み事をする。

誕生日のご馳走を作る過程は波乱に満ちていたけど、何とか完成した最初の料理はハクの胃を虜にできたみたい。彼が満足そうに試食している姿を見て、これから毎年彼の誕生日を独占したいと思わずにはいられなかった。